2003.7.27

またまた久々の書き込み、この2ヶ月程は意外にクリエイティブな雰囲気(雰囲気ってとこが大事)のある生活で楽しかった。

音楽では「
THE CINEMATIC ORCHESTRA」アナログ系楽器によるクラブジャズ、「HERBIE HANCOCK/FUTURE 2 FUTURE」ジャズ界の御大のお遊び?珍品SFのサントラ風、「CRAIG ARMSTRONG/AS IF TO NOTHING」メランコリック耽美サントラ風、「NICKEL CREEK」ブルーグラス・フォーク系。

2003.6.3

久々の書き込みです、今年はいろいろ忙しくて、自分の処理能力の落ち込みもあって、空き時間はお休みに当てる事が多いのだ。というわけで新作のアップは無し。

「MASSIVE ATTACK」の新譜、「100TH WINDOW」を聞いている。5年ぶりの新作はロバート・デル・ナジャ1人が残ったMASSIVE ATTACKによるもの、そのためか前作のような実験的な雰囲気は少なくなったが、暗く精緻な音に、呟くような、祈るようなボーカルをのせた楽曲が美しい、トータルな魅力のあるCDになっている、シンニード・オコナーの歌は語尾がエロチックでかっこいい。

DVDで見た「サイン」は面白かった、妻の悲惨な事故死をきっかけに信仰を失った牧師の農場に、ある日ミステリーサークルが表れる。何かの前兆(サイン)は世界各地で起りはじめる、当然この宇宙人絡みのお話がこの映画の種で、最後に大ドンデン返しがあって、またヤラレターってなるのかと思っていると、そうではない。昔ながらのSFドラマそのままに、緑色の宇宙人が地球を征服しにきて思わぬ弱点のために撃退されてしまう。宇宙人の話はフリみたいなもので、本当は牧師の妻の最後の言葉こそが「サイン」で、牧師は最後に、宇宙人よりもさらに神秘的なものの実在を確信する。またヤラレター。シャマラン監督凄い!!。


人は幸せになりたいと思って暮らしてるけど、現代では、それは同時に地球と言う限られたパイを奪い合う競争でもあるわけで、どこかの人が豊かに暮らすために、どこかの人が割りを食うという感覚。戦争はそういう事を強烈に認識する機会だと思う。
自分はどちらかというと、豊かな方に属していて、食事をしながら、テレビで戦争を見ているわけで、このイヤーな罪悪感が続いて、精神的に厳しいものがあります。


2003.2.3

1月半ばに、CG GALLERYに新作をアップ。
2月1日に、HOBBY GALLRYに新作をアップしました。

 年が明けての初書き込み、といってももう2月なのね。
 去年の暮れから、MACの調子が悪くなり、漢字変換の候補をうまく表示してくれなくなった。買った時のままだったOS9
のバージョンアップをしてみたり、不必要そうな機能拡張を捨ててみたりしたがいっこうに直らず、2〜3日いじったところで、どうにもならなくなり、正月休みは、ハードディスクの初期化とリインストールに明け暮れた。
 結局、漢字変換の不具合は、空のフオントフォルダーがあると起る事だと分かったのは1月も半ばになってから、長い道のりでありました。

 年末年始はビデオのリリースも多くてチェックチェック!!。
「模倣犯 」
「セッション 9 」「スター・ウォーズ エピソード 2/クローンの攻撃 」「ブレード2」「タイムマシン」「ザ・プロフェッショナル」「エンド・オブ・オール・ウォーズ」「光の雨」「アイ・アム・サム 」「トータル・フィアーズ」「エス」「ハイ・クライムズ 」「プレッジ」「ゴースト・オブ・マーズ」「バイオハザード」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「海辺の家 」などを見た。

 「模倣犯 」は快楽殺人犯と被害者やマスコミを描きつつ、現代日本の亀裂をあらわしている。作者にしか答えの分からないナゾナゾ遊びの様な構成は、デビット・リンチ的で監督の森田芳光が模倣犯という事かな?。

 「ブレード2」はとても面白かった、普通はパート2になると規模だけでかくなって、尖った所がなくなってしまう事が多いけど、「ブレード2」は前作よりさらにSMチックに、無惨になっているのが凄い。

 「バイオハザード」はいまいち、ゲームの設定が多すぎて映画におさまりきれなかった感じ。リビングデッドものは、なぜ死人が生き返るのかが謎で、治療法もない事が一番恐ろしいと思うので、そこを始めにウイルスのせいという事にしてしまうと凄みがなくなる気がする。

 「光の雨」「エス」は極限状況に置かれた人間がどんなに狂いやすいかがテーマ、みなが信じている思想や正義があっという間に暴力の理由に変質してしまうのが恐ろしい。テレビ番組「サバイバー」で大きな事故が起きないかと恐くなる。

 「アイ・アム・サム 」はすばらしい映画だった。結局登場人物は皆それぞれに良い人で、ここまで現実は美しくはないだろうけど、こんなポジティブな映画をみんなが見て現実が変わっていくのではと思わせられる。

 「プレッジ」は退職した警官が最後の事件の真犯人を探し求める話。普通なら捜査の末に意外な真犯人が出てきそうなものだが、この映画は全く別のテーマで作られていてそうはならない、終盤の展開に納得できれば、深いテーマを持った良い映画という事になるかも知れないが、難しい所。

 「ゴースト・オブ・マーズ」、映画はバカバカしかったけど、DVDの別音声に納められている、監督と主演女優のインタビューがめちゃくちゃで笑えます。