Pz.Kpfw. MK IV ,744(E)(A13)


下のちいさな画像はフルサイズの画像にリンクしています。



 ブロンコ社のドイツ A13 巡航戦車 744(E) 鹵獲車両。Panzerkampfwagen Mk.IV 744(E) (A13)。

 1940年当時の英軍の最新鋭戦車だったマークIV巡航戦車はフランス派遣軍にも40両が装備されました。ドイツ軍の電撃戦でベルギー方面で包囲された英国軍は装備を放棄してダンケルクから兵員が脱出し装備のほとんどをドイツ軍により捕獲されました。戦闘で生き残ったマークIV巡航戦車も再整備の後ドイツ軍で使用されました。(ネットの模型店のキット説明文を転載させていただきました)。

 キットは大量の小さな部品を見て、思わず箱を閉じてしまいそうな充実ぶりですが、時間をかければ大体はうまく組み合わさってくれました。ただし、最後尾に着くY字型のステーは左右の長さが足りないので、パイプ部分を真鍮パイプをハンダ付けして作りました。左右フェンダーはマークVI戦車のキットのままで、接着用の段差を埋める部品も、説明もなかったので、プラバンでふさぎました。左右フェンダー上のライトのコード部分はキットの部品では繊細過ぎて組み立てられなかったので、真鍮線に変えました。エッチング部品にも排気管の基部など寸法が合っていない部分がある気がします。 これ社内でテスト組みとかやってんのかなぁ?CADのデータだけで組み立ての検証をしてるのかなぁ。良いキットだけに、
なんかケアレスミスが多いような気がするのです。

 ネットで見つけた実車写真では、転輪の金属部分のエッジが摩耗して光っていたようです。 砲塔両サイドのジェリ缶ラックは木製のようで、ここと後ろに積んでいる謎の角材の木質感を表現しようとしています。この角材は何のために装備していたのでしょうかねー。上げ下ろしが出来るようになっているようですが・・・。

 フィギュアはドラゴン社の「ドイツIV号戦車クルー」。ちょっとハンサムすぎる感じですが、非常に良い感じの立体感のある造形で塗装もしやすかったです。今回新しく購入した対物顕微鏡「ST-30R-P」を使ってみました。 今までとは別次元の顔の塗装が出来そうですが、あまりにも高倍率で、画角も狭いため、筆と顔との距離が全くつかめず、僕はラッカー系の塗料で顔の塗装もやっているのですが、筆を顔の所に持って行くまでに時間がかかって、塗料が乾いてしまうので、うまく行っていません。次回は別の塗装法を考えねば。 それでも新しいツールに刺激を受けて、いつもより少しがんばれましたー。


2012.5.6UP