Autoblinda AB 41

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 イタレリのアウトブリンダAB 41。
 アウトブリンダはイタリア軍の装甲車。4輪駆動、4輪独立懸架、4輪操縦、車室の前後に操縦席を持つユニークな足回り、さらに車体側面に格納されたスペアタイヤは空回りして、不整地での走行性能を高める構造になっていたようです。
 このキットはイタレリの新製品ですが、箱組の車体に繊細な細部のモールド、各部に微妙なヒケがあるのもイタレリの昔ながらの雰囲気です。昔はプラを溶かすと評判の悪かったタイヤも新素材になっているそうで、ホイールとの塗り分けをしなくて良い点や、素材感、完成時の重み、接地感などに貢献していて良い感じです。完成すると実車の魅力もあってか手工的な趣きのある懐かしい感じのあるプラモデルです。キットには、イタリア軍、ドイツ軍用のデカールが入っていますが、今回はイタリア軍仕様で作る事にして、この機会に手に入りにくいイタリア兵を小改造で作る事にしました。

 イタリア兵は、ドラゴンのドイツ兵をベースにして、ポーズはそのままに腰から上の胴体のモールドを削ってエポキシパテで改造。ドイツ兵のブーツを、編上げ式の半長靴とハイソックスに変更しました。頭はホーネットのイタリア兵ヘッドを使用。しかしフィギュアの制作は難しいですね、自分が手を入れた所だけが何かダルダルになってしまいました。原形師の方々の技巧は凄いんだなぁと再認識しました。

2005.10.19 UP