MARDER II D

下のちいさな画像はフルサイズの画像にリンクしています。



 アラン社の「マーダーII D」。
 実車は旧式化しつつあった2
号D型戦車の車体上部を改造して装甲板で囲い、ソビエト製7.62cm砲を据え付けて自走砲としたもの。 砲塔部分をふさいでその上に砲台を設置した構造のためか妙に背が高くなっています。
 キットも実車と同じように基本になる2
号D型戦車のキットに改造部分のランナーを差し換えにしたもので、同様の構成で火炎放射線車フラミンゴも製品化されています。これらのキット共通の足回りのキャタピラ部分は、1枚1枚接着して行く形式のプラ製ですが、がんばって注意深く組み立ててやるとなんとも言えないリアルな雰囲気になります。
 今回はキャタピラの工作の事もあって、全て必要な工作を完成してから、塗装するという手順になりましたが、この方が工作と塗装の行きつ戻りつ的な作業が減ってとてもスムーズ、いつもより短期間で完成する事が出来ました。
 ほとんど剥げ落ちた冬期迷彩の白い塗料は、拭き取る感じで作業したかったので、水彩絵の具の白をタミヤのアクリル用シンナーで溶いて塗り付け、乾いてからアクリル用シンナーを付けた綿棒で拭き取っています。

2004.9.15 UP